皇族の「公務」と報道のあり方
マスコミの皇室報道でよく出てくる「公務」とは一体何なのか?「公」とはかっては朝廷や幕府、現在では国家や地方自治体を意味し、「公務」とはそれらの事務あるいは職務を意味するが、では皇室の公務はどのように決められ、運営されているのかについては判然としない。
第七条【天皇の国事行為】
天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
一 憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
二 国会を召集すること。
三 衆議院を解散すること。
四 国会議員の総選挙の施行を公示すること。
五 国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及
大使及び公使の信任状を認証すること。
六 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。
七 栄典を授与すること。
八 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
九 外国の大使及び公使を接受すること。
十 儀式を行ふこと。
天皇のお仕事としての一義的な公務はよく理解できるものの、その他の皇族についてははっきりしない。皇后陛下は腸壁の出血で「公務」をお休み中だったが、この8日には高島屋東京店で開催されていた草月創流80周年記念「勅使河原茜展 私の花」を、「公務」として鑑賞されたと報道されていた。これも公務なのだろうか?
公務の無い時に様々の行事や催事に私的に参加されるのはなんら問題ないが、公的性格の無いものまで「公務」として報道されてはいないだろうか?皇族にその気が無いにしても、皇室というブランドが民間に利用されているのではないだろうか。もしそうなら過分な税金投入として問題である。
欠席すると内輪からも外部からも非難される「公務」なら、何が公務なのか一般の人々に明示してもらいたいものだ。また、公務として報道はされないが、民間人から会合に呼び出され、いそいそ出掛ける皇族もいらっしゃるようである。そういう方々にまで皇位継承権を与えるのは問題である。
私にとって皇室とは、静かに日本国並びに政界の平安を祈ってくれる存在であり、それも伝統に則った儀式を伴うご苦労なお仕事をなさっている一族と思っている。したがって、皇族の財政基盤に税金が当てられて当然と理解しているし、それに一番ふさわしい方が代々天皇の地位をこれからも継承していただければ十分であり、男性か女性かについても関係の無い問題である。
公務、公務と報道するマスコミの責任は重大である。皇室関連報道は人気があるからと、無責任な報道は控えてもらいたいものだ。最近のひつこい報道ぶりに辟易している。
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